2017年4月25日火曜日

PSoC4の書き込み方法

Raspberry Piから始まった趣味の電子工作ですが、mbed, PIC, Arduino と各種環境を渡り歩いて、今度はCypress社のPSoC環境にたどり着きました。
今回のTouchMIDI32では、マイコンにPSoC4を採用しています。

PICでは、PICkitという専用書き込み機が必要でした。
mbed, Arduinoでは書き込み機能をCPU ROMに事前に書いておくことで、USB接続だけでいつでもプログラムの書き込みできる環境を実現しました。この簡単な仕組みのおかげで、特にArduinoは爆発的な人気を収めたのはご存知の通り。

PSoCは残念ながらPICと同じく専用書き込み機が必要です。
ただし、その書き込み機はかなり格安で手に入れることが可能です。
Cypress社はPSoCの開発用ボードをたくさんリリースしていますが、その中に書き込み機能を持たせているのです。

例えばこの製品 CY8CKIT-059 では、開発ボードに書き込み機能を持ったチップも搭載してあり、しかもボードを2/3くらいのところで折れば、書き込み機と開発ボードを切り離せます。
私はこのボードの書き込み機を利用しています。下の写真をご覧ください。


CY8CKIT-059のボードを二つに折り、書き込み機側にピンヘッダをたて、コネクタを取り付けました。
TouchMIDI32側にも同じ配置の端子を付けたので、二つをコネクタで接続するだけで、書き込みが可能になります。
下の写真のように接続して、あとは書き込み機をPCのUSBに刺し、PSoC Creator上で書き込めばよいです。



まともな書き込み機を買うとこんなものになりますが、CY8CKIT-059が1500円なのでこちらのほうが随分お得。

ですので、PSoCの書き込み機は安価な開発ボードを利用したほうが良いです。

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